こんにちは、京大生ゆーはです。
私は仮面浪人を半年行って、2回目の受験で京都大学経済学部(文系)に合格しました。
半年間の勉強で合格したというのは、ダメ元メンタルで伸び伸び勉強して実力を伸ばせたからです。運が良かったということにつきますが、非常に生き生きとした仮面浪人期間を過ごしました。
現役時代から振り返ってみます。数年前の話ですが、仮面浪人をしようか悩んでいる人、浪人期間に結果がでるか不安な人にぜひ読んでもらえれば何かのヒントになるかもしれません。
初年は21点差で京都大学経済学部 不合格
現役での受験は正直あんまり覚えてないです。センター試験が点数取得率83%ほどと厳しい状況というのもあって、精神的に余裕がなかったのを覚えています。落ちたときもやっぱりかという感じでした。
高校は理系だったため、自学で臨んだセンター地理で高得点だったのですが、国語・英語辺りが、、
二次試験では点数を稼ぎたい数学やもともと苦手だった国語であまり点数が取れず、最低点に21点足りずに不合格になりました。
仮面浪人と京大経済再受験を決意
その後、浪人することはせずに私学の経済学部に通います。
理由は、家計の問題で浪人→私学となれば非常に厳しいからというもので、私も経済学を学びたいだけで、そこまで大学にこだわりがなかったからです。
しかし、滑り止めの大学に行きましたが、大学生活の意味を感じませんでした。自分にも自信がなくて何にも挑戦できない、単にサークルや遊びをするだけの日々に無力感を感じていました。
また高校で仲の良かった浪人生によく会って話を聞いていたのですが、勉強を頑張る姿勢に刺激を受けて、私も10月に再受験を決めセンター試験に滑り込み出願しました。そして大学で残って一人勉強するという孤独の戦いを半年間繰り広げました(浪人生と一緒に勉強したりリフレッシュしたりしてはいました)。
ちなみに、9月までは本当に普通の大学生のぐうたら生活をしていました。夏休みはサークルの合宿にも行きましたし、その時はまさか10月から受験するとは夢にも思ってませんでした。参考書もかなり買いなおす羽目にはなりました。
ちなみに編入を考えなかったのかと聞かれたら、もちろん再受験よりも先に思いつきました。しかし4年間の大学時代の3年目から京都大学に行くよりは、4年間京大の学生生活を過ごしたい、2年も勉強のために費やしたくないという思いがあったのでセンター試験から受けなおす決断をしました。
京大経済再受験で合格
半年間の仮面浪人生活で、最初はブランクもあってダメもとだったものの、このダメ元精神で非常に伸び伸びと勉強しました。落ちたとしても今の大学の2回生から始められるというのは気が楽でした。日程的にひっ迫していましたので、京大模試も受けず予備校にも通わず、大学の図書館に籠って一日中勉強していました。
その結果、実力も半年の時間ながら伴ってきて、合格することができました。センター試験も91%と合格ラインにいたため、精神的にも良い状態で臨めました。
しかし、試験2日目に花粉症を発症する、英語の試験中に手持ちのティッシュを使い果たしトイレに駆け込み鼻水タイムを過ごすなどコンディションはひどかったです。
結局2日目に受けた日本史と英語に関しては、昨年より点数がどちらも20点ほど下がっていました、、、(笑)
しかし1日目にあった数学のテストで、111/150点と爆発的点数を取り、その余力で合格ラインより40点上で合格しました。
なぜ半年の浪人期間で京大に受かったのか
なぜ半年のブランクがある中、残り半年の勉強で、去年に不合格になった試験から+30点で合格したのでしょうか? 自分なりの分析としても大きく2つあります。
・現役時代の追い込み時期(1~2月)の学習内容が、半年のブランクを経て定着・成熟されたから。
→現役時代の最後の追い込み内容が、現役に受けた試験の実力に完全には反映されないというのはよくある話です。それが、勉強しなかった期間があることで頭の中で整理され定着しました。後半部分は他の人に言っても納得されませんが、スポーツでも勉強の試験でも本番前に詰め込みすぎないことは個人的に大事だと思っています。
・他にやりたいこともなく、勉強時間にフルベットできたから。
→私学に進学していた時、私の周りにも仮面浪人を考えてるという友達がちらほらいました。しかし、彼らは結局今の学生生活もなんだかんだ楽しいと、勉強にコミットすることはなく1年生を過ごしていきました。私には、楽しいと思えるようなイベントや頑張りたいことが幸運にもなく、後期の英語の授業以外はバッサリとすべて辞めて受験勉強に励みました(サークルやアルバイト、勉強仲間以外の友達との遊びなど)。
再受験を決めてからは、頑張っている自分に自己肯定感も芽生えていました。再受験せざるを得ない状態へ追い込まれていたということです。(初めは再受験でも編入でもなく、大学中退してカナダに逃亡しようと考えていました笑)
再受験仮面浪人まとめ
この仮面浪人の半年間は、自分の自信にもなった成功体験です。
悪い見方を敢えてすると、大学で何したらいいか分からなくて再受験という分かりやすい目標に走りました。奇跡的に合格するも、実は京都大学合格後もやっぱり大学生活を有意義に過ごす過ごし方を見つけられず1~2年苦しみました。(京大に入ってからの生活については別記事に譲ります。)
そんな私の受験への感想としては、「受験の合否は、その人が本当に受験や合格に対しての気持ちが強いか と そのための努力が努力と思わないくらいのストレス状態でできているか」だと思います。
無理に勉強して受験期を過ごしても、それは持続可能な過ごし方ではなく、学力の向上にもあまりつながっていないこともあります。
これは仮面浪人生以外の受験生にも言えることですが、どうせ受験するのであれば、志が非常に高く、その努力や受験生活が持続可能な生活を過ごしてほしいですね!無理しても結果が伴いません。
加えて、受験に合格することは本当にうれしいのですが、その大学に合格することがあくまで手段となるような受験生が増えたらいいなと思っていますし、今もそういった活動に私も携わらせていただいております。
Thank you for reading!!